全能連は、産業界の健全な発展を図るとの設立当初からの指針に則り、1963年に経営コンサルタントの実態調査を発表しています。これは、旧通商産業省の委託を受け、当時不透明だった経営コンサルタント業界やコンサルタントそのものに焦点を当てたもので、これにより経営コンサルタント育成の必要性や称号の統一化、専門分野の明示など、後の資格認証基準にもつながる各種の課題を浮き彫りにしたものとなりました。この調査はこの後も20年にわたって何度も実施され、1985年、マネジメント・コンサルタント自主登録制度へとつながり、現在ではマネジメント・コンサルタント認定制度という形に昇華しました。