全国能率大会/昭和24年(1949年)より毎年開催、産業界の発展に寄与しています。

過去の大会プログラム(内容)

過去に行われた「第63回全国能率大会(第I部)」の内容を掲載しています。

第63回 全国能率大会(第I部)

「魂を込めた経営をつらぬく」

くじけない強い思い、ぶれない軸足

開催日時:平成23年7月12日(火) 10:00〜16:00
開催場所:アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)

基調講演

「これからの日本企業に必要な戦略ストーリー」
〜ベストセラー『ストーリーとしての競争戦略』の著者が語る〜

一橋大学大学院 教授 楠木 建 氏

1992年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。2010年より国際企業戦略研究科教授。「優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリーだ」というメッセージを発信し、ベストセラー『ストーリーとしての競争戦略』の著者として知られる楠木氏。競争戦略を「ストーリーづくり」として理解する視点と、その背後にある論理を解説していただきながら、いまこの状況下で、日本企業に必要なストーリーづくりをどう考えていくべきか、何を拠りどころにして戦略を組み立てていったらよいかをご講演いただきました。

講演I

「地域と共に生きる」
〜文化と観光の融合〜

株式会社わらび座 代表取締役 小島 克昭 氏

劇団四季、宝塚に次いで年間55万人の動員力を誇る劇団わらび座は、1951年に創設されて以来、62年新しい日本の歌と踊りの民俗芸術の研究所建設、74年秋田県田沢湖町にわらび劇場完成、92年宿泊施設「温泉ゆぽぽ」を新装オープンし、地域観光と密着した活動を展開してきた。さらには、地ビール「田沢湖ビール」の製造販売、農業体験の学習旅行受け入れによる教育活動、06年愛媛県「坊っちゃん劇場」開設参加による文化事業の拡大を図っている。(株)わらび座のすべての事業展開を取り仕切る小島氏に、芸術活動をベースに地域振興を図る理念と取り組み事例をお話しいただきました。

講演II

「銀座ミツバチプロジェクトが生み出していること」
〜銀座ブランドの新しい価値創造〜

特定非営利活動法人 銀座ミツバチプロジェクト 副理事長
株式会社銀座ミツバチ 代表取締役社長 田中 淳夫 氏

銀座の屋上でミツバチを飼い、ハチミツを銀座の街のバー、スイーツ店、デパートなどで売るという「銀座ミツバチプロジェクト」が評判になっている。2006年、プロジェクトが起業されて以来、「地産地消」という消費の変化をつくりだすだけでなく、世代を超え、職業を超えて銀座に関わる様々な人々と顔の見える新しいコミュニティが形成されるまでに発展。「たかがミツバチだけど、環境問題から日本の農業政策、教育の問題まで見えてきます」と語る田中氏に、プロジェクトの社会的意義やネットワークづくりの体験を紹介していただきながら、「やればできる」というプロジェクト成功の信念を語っていただきました。

講演III

「実効性あるリスクマネジメントのあり方」
〜複雑多岐なリスク環境に備える〜

リスクマネジメント協会 理事
株式会社フォーサイツコンサルティング 代表取締役社長 浅野 睦 氏

東日本大震災という非常事態を体験したいま、企業は改めてリスクマネジメントの重要性を痛感している。問われ出したのが、管理体制の整備だけでなくその「実効性」である。危険の回避や防御対策はもちろんのこと、想定内・外の判断基準、さらにはリスクを見越した対策の立て方など、リスクマネジメントの見直しが迫られてきた。
企業経営におけるリスクとは「事業の目的達成を阻害する要因である。経営を不確実なものにする要因とは何かを把握し、その対策を打っておくことがリスクマネジメントということができる」と主張する浅野氏に、これからのリスクマネジメントのあり方を語っていただきました。